イチロー日米最多安打新記録達成でアメリカなど海外の反応は?メジャーやピート・ローズ氏は認めていない?

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日本が誇る野球界のスーパースターイチローの日米最多安打新記録達成が目前となっております。

日本はもちろん現地米国メジャーでもこのイチローの最多安打新記録の話題で盛り上がっているようです。

現在歴代最多安打記録はピート・ローズ氏の持つ4256本ですが、これはアメリカメジャーのみでの安打数であり、イチローは最多安打新記録を達成してもあくまで「日米」通算の安打数となります。

この日米通算という記録に対して米国メジャーなどの海外の反応はどんなものなのでしょうか?

またメジャー最多安打記録保持者のピート・ローズ氏はこのイチローの記録に対して、どのような反応を持っているのでしょうか?

これらそれぞれの反応をまとめてました。

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イチローの日米最多安打新記録達成でアメリカなど海外の反応は?

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日本では連日イチローの日米最多安打記録について報道が盛り上がっておりますが、記録達成間近となっている現地アメリカでの反応はどんなものなのでしょうか?

メジャー通算2445安打を記録を持つダイヤモンドバックスアシスタント打撃コーチのマーク・グレース氏

「(ローズ超えを)メジャーで、なんで大きな話題にならないなんて信じられない。恥ずかしい」

「ピート・ローズの記録が破られるんだぞ。日本であろうと南極であろうと関係ない。高いプロレベルでの安打数だ。驚きしかない」

と、2500安打近く記録している元名選手もかなり興奮気味に語っている様子です。

同じくメジャー通算2153安打の記録を持つマーリンズのマッティングリー監督

「ここで3000本に王手を掛けている、そして日本であれだけのヒットを打ったという事実から見ても、彼がスペシャルなのは分かる。日本ではメジャーに匹敵するハイレベルな投手から打っているんだから、正当な数字であることは間違いない」

と日米での通算記録を認めるような発言内容となっております。

一方で、これらの意見とは違う見方もあります。

米国の大方の認識として、「日米2つの記録は別物」「合計してもローズに勝ったとはならない」という論調が主流のようで、イチローの日米最多安打記録はあくまで参考記録としているメディアが多数を占めているようです。

また一部の米国メディアでは、「イチローはアメリカでは日本ほど日米通算最多安打に関しては注目されていないことは知っている」とも伝えており、イチローは「日米の安打を足したものが記録とは言えないという人がいるのは理解できる。僕の記録を見て日米の記録だが、それにしてもすごいじゃないかと言ってくれる人がいればそれはそれで嬉しいし、そのようなコメントに感謝したい」と話しいているようです。

レベル感や環境の違う国をまたいでの記録なので、様々な意見や見方があるのはしょうがないことですね。

どんな意見であっても最終的には、イチローやイチローの記録に対して、米国人が最大限リスペクトをしている様子が伝わってくるのはうれしいものです。

このような議論を巻き起こせること自体、素晴らしい価値を世間に与えているということですから、イチローは本当にスゴイ選手ですよね。

心の底から尊敬します。

メジャー歴代安打記録と日米通算安打参考記録

ここで歴代の通算安打記録を確認してみます。

順位、名前、本数、MLB歴 (年数)

1
ピート・ローズ
4256
1963-1986 (24)

参考
イチロー(日米通算)
4255
1992-2016 (25)

2
タイ・カッブ
4191
1905-1928 (24)

3
ハンク・アーロン
3771
1954-1976 (23)

4
スタン・ミュージアル
3630
1941-1963 (23)

5
トリス・スピーカー
3515
1907-1928 (22)

6
デレク・ジーター
3465
1995-2014 (20)

7
ホーナス・ワグナー
3430
1897-1917 (21)

8
カール・ヤストレムスキー
3419
1961-1983 (23)

9
ポール・モリター
3319
1978-1998 (21)

10
エディ・コリンズ
3314
1906-1930 (25)

11
ウィリー・メイズ
3283
1951-1973 (23)

12
エディ・マレー
3255
1977-1997 (21)

13
ナップ・ラジョイ
3252
1896-1916 (21)

14
カル・リプケン
3184
1981-2001 (21)

15
ジョージ・ブレット
3154
1973-1993 (21)

16
ポール・ウェイナー
3152
1926-1945 (20)

17
ロビン・ヨーント
3142
1974-1993 (20)

18
トニー・グウィン
3141
1982-2001 (20)

19
デーブ・ウィンフィールド
3110
1973-1995 (23)

20
アレックス・ロドリゲス
3098
1994-2016 (23)

21
クレイグ・ビジオ
3060
1988-2007 (20)

22
リッキー・ヘンダーソン
3055
1979-2003 (25)

23
ロッド・カルー
3053
1967-1985 (19)

24
ルー・ブロック
3023
1961-1979 (19)

25
ラファエル・パルメイロ
3020
1986-2005 (20)

26
キャップ・アンソン
3011
1876-1897 (22)

27
ウェイド・ボッグス
3010
1982-1999 (18)

28
アル・ケーライン
3007
1953-1974 (22)

29
ロベルト・クレメンテ
3000
1955-1972 (18)

30
サム・ライス
2987
1915-1934 (20)

31
イチロー
2977
2001-2016 (16)

32
サム・クロフォード
2961
1899-1917 (19)

33
フランク・ロビンソン
2943
1956-1976 (21)

34
バリー・ボンズ
2935
1986-2007 (22)

35
ウィリー・キーラー
2932
1892-1910 (19)

※データは2016年6月9日時点

そうそうたるメンバーの中にイチローの名前が入っていることが嬉しいですね。

日米通算という数値が公式記録への妨げになっているのは重々承知しているところではありますが、20歳あたりからメジャーでプレーしていて、イチローの実力で怪我なくやっていたら、おそらくメジャー通算として堂々とこのランキングで1位をとれていたのではないかと思います。

「たられば」を言い出すとキリがないですが、こういった話題に「たれれば」はやめられません(笑)

イチローの日米最多安打新記録をピート・ローズ氏は認めていない?

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メジャーで4256本もの安打を量産してきたピート・ローズ氏はイチローの安打記録をどうみているのでしょうか?

ピート・ローズ

以前からピート・ローズ氏は「日本での記録は認めない」と主張しております。

アメリカの取材に対しては、「日本では俺をヒット・クイーンにしようとしている」といら立ちを示しているようです。

ヒット・キング=1番、ヒット・クイーン=2番、という意味ですね。

ピート・ローズ氏が言いたいのは、イチローの日米通算安打を認めるなら、マイナーの成績や、はたまた高校や大学時代の成績までカウントするのか?ということのようです。

たしかにピート・ローズ氏の言うことはもっともだと思います。

メジャーも日本の野球も「プロ」という位置づけではありますが、レベルの比較をすると、どう考えてもメジャーの方が格上にあたりますので同じように記録を合算してしまうのは公平性に欠けるのは間違いないです。

合算記録を公式記録と認めてしまうと、ピート・ローズ氏の言うようにマイナーでもなんでも記録の対象になってしまいかねませんからね。

またこういった主張のように、ピート・ローズ氏は日本のプロ野球のレベルに関してはいくつかチクリと皮肉を言っております。

例えば、日本では世界の本塁打王と言えば王貞治氏ですが、ピート・ローズ氏は「世界の本塁打王はハリー・ボンズだ」と語っていたり、メジャーであまり活躍できなかった選手が日本ではホームランの新記録を打ち出したりしているのを見て、「こっちで打てなかったのに、向こうで55本塁打ってどういうことだ?」などとも論じております。

いずれにせよピート・ローズ氏は、野球の最高峰のメジャーで打ち出した自分の最多安打記録にプライドを持っているということでしょうね。

まとめ

いよいよ日米通算最多安打新記録達成を目前にしたイチロー。

公式記録としては様々な意見が飛び交っていますが、イチローが積み上げてきた実績には誰も何も文句のつけようがないことでしょう。

日米通算安打記録達成後はメジャー3000本安打の記録も控えていますし、イチローからはまだまだ目が離せません。

今後のイチローのますますの活躍を期待しております。

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今回の記事はここまでです。
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